2018年11月23日

古典(名著)を読むと立派な人になる!?

結局今回も趣味の話です(笑)。
(ブログのネタを毎週一つ考えるのですが、なかなか思いつきませんのでご了承ください。)

最近私は落語に行ったり昔ながらの名作の本を読んだりしています。
いわゆる古典に触れています。
シンプルに楽しくて趣味でしているのですが、何か立派なことをしているように褒められたり、逆にカッコつけているように言われた事があり、どちらにしても違和感を覚えます。
そのモヤモヤしている感じをうまく言葉に表して、納得して腑に落ちた本の中の説明を見つけました。
三宅香帆さん著「人生を狂わす名著50」です。
1.jpg
引用して一部文章を紹介します。

読書は優れた人格を育むもの、本をたくさん読むのはえらいこと…そんなふうに言われるようになったのは、いつからだろう?学校ではっきり教えられた覚えはないけれど、「本をたくさん読む」と言うと、ほめられることが増えた。優れた精神、品格ある人間性、教養深い知性。読書、ことに「古典」と呼ばれる本を読むことはそんな立派な人間になるための手段なのだ、と言われることがある。
(中略)
しかし、私は思う。別に「古典」と呼ばれる作品を読むことは、立派な人間になることにつながるわけでない。違う。逆だ。古典と呼ばれる作品は、いかに人間が立派でないか、立派になることができないのか、を教えてくれるから古典たり得る。そしてそんな古典を読んだ人は、いかに人間が立派でないかを知るから、それを知らない人よりもちょっとほかの人にやさしくなることができるのだ。

最近久しぶりに会った熱心に奥さんを介護している、いつも鋭い質問をしていたご主人さんに「久しぶりに会った向原先生は昔のつくり笑顔が自然な笑顔になりましたね」と言われて、ハッとしました。
「古典」を好むようになった私は、別に成長したとは思っていませんが、少し心のゆとりができたのかもしれません。
posted by MCL at 08:00| Comment(0) | 院長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする