2018年08月24日

三島由紀夫

ノーベル文学賞最有力候補にもなった三島由紀夫ですが、彼の本「潮騒」「金閣寺」「美しい星」を読みました。
いつかはチャレンジしてみたい三島由紀夫でしたが、三冊読破しました。
三島由紀夫と言えば自衛隊駐屯地に侵入して自衛隊に決起を呼びかけ割腹自殺したことで有名です。
そのような激情家であり、さらに「耽美主義」と呼ばれる「美」を最高の価値と考える人物でした。

3冊の本を読みましたが、3冊ともの印象は「耽美主義」の三島らしく文章がすべてカッコいい(美しい)です。
三島が書くと物語がすべてキラキラしている印象です。
しかし、その3冊に違いがあります。
「潮騒」は離れ島の若い男女の恋愛ストーリーであり「明るい」のに対して、「金閣寺」は屈折した修行僧見習いの話で「暗い」です。
若者の純愛に加えて自然豊かな島の景色と波の音が体感できるキラキラと明るく眩(まぶ)しい「潮騒」に対して、ドロドロした男女を含む人間関係の憎愛と退廃的な戦後の世界観が体感できるギラギラと暗く怪しい「金閣寺」と言ったところでしょうか?

そして皆さんにお勧めの本は「美しい星」です。
カッコいい(美しい)三島の文章は変わりませんが、明るくもあり暗くもあります。
夫婦・息子・娘の家族四人一家の話ですが、それぞれが全員自分たちは宇宙人と信じており、それが明るく暗いどちらとも併せ持った雰囲気になります。
その家族が地球(人)を救おうとする姿は一種のユーモアさえ感じます。
もし三島由紀夫にチャレンジしようと思う皆様は、ぜひ「美しい星」を先に読んでみてください。
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posted by MCL at 08:00| Comment(0) | 院長日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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