2014年07月28日

バルテュスと京都

  京都市美術館で開催されているバルテュス展を観に行ってきました。バルテュスはフランスの画家で、ピカソに「二十世紀最後の巨匠」と言われたほどの画家です。時が止まったように静謐な風景画や、バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女のいる室内画など、どこか神秘的で緊張感に満ちた独特の世界観を持った作品で有名です。バルテュスは2001年に亡くなっているのですが、没後の大回顧展として世界中から40点以上の油彩画が集められ、さらに素描や愛用品など100点以上が展示されていました。バルテュスの絵を見ていると不思議と目が離せなくなる感覚があります。どこに惹かれているのか自分でもわからないような不思議な感じです。今回行った時は美術館がとても空いていて、絵の前で長々と立っていられたので、とても充実して鑑賞できました。9月7日まで開催していますので、興味のある方はぜひ、行ってみてください。
 今回は京都市美術館での開催ということで京都まで出かけました。京都にはほとんど行ったことがなかったので、町並みや神社仏閣の多さに圧倒されて、今度は京都観光に行きたくなりました。とりあえず、美術館のすぐ近くにあった平安神宮だけ見てきましたが、とても満足しました。神宮そのものよりも参道に建っている高さ24.2mもある大鳥居の馬鹿げた大きさに感動しました。涼しくなったら京都観光を計画するつもりです。

これはバルテュス展のチラシです。
balthus - コピー.JPG

これは平安神宮の大鳥居です。
torii.JPG

YW

-------------------------------------------------------------------
バルテュス展
開催期間/2014年7月5日(土)〜9月7日(日)
開館時間/9:00〜17:00
開催場所/京都市美術館
-------------------------------------------------------------------



posted by MCL at 22:52| Comment(0) | 新人Y奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

0655と2355

  0655と2355というのは、NHK教育が放送している朝と夜のミニ番組です。月曜〜金曜の朝6時55分からと夜23時55分から、それぞれ5分間放送しています。2010年から放送していてジワジワとファンを広げている番組なのですが、佐藤雅彦というクリエーターが番組監修をやっていることもあって、とても面白くセンスのいいミニ番組になっています。(佐藤雅彦は古くは「バザールでござーる」のCMや「だんご3兄弟」の作詞で有名な人でEテレでは「ピタゴラスイッチ」の監修もしている人です)
 番組内容は、一日の始まりと終わりを感じさせてくれるような(?)歌やアニメ、動画が5分間流れるだけですが、歌もアニメもとても楽しませてくれる作品ばかりで、とても癒されます。だんだんと番組の人気が出て、2013年8月には番組で使用されている歌のCDも発売されています。
 番組の趣旨は、「一人の自分」と「世の中に飛び出す自分」とを行き来する節目となる朝と深夜に、それぞれの時間に呼応した一日のリズムを刻むための映像と音楽の提供、ということです。朝と夜にそれぞれ元気が出るような、ホッとするようなミニ番組、皆さんも一度見てみてください。

YW


posted by MCL at 12:28| Comment(0) | 新人Y奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月25日

へうげもの

  「へうげもの」は週刊漫画誌「モーニング」で連載中のまんがのタイトルです。読み方は「ひょうげもの」で、これは「剽げる」からきた言葉であり「ふざける」「おどける」の意味になっています。まんがの内容は、戦国時代を舞台に信長・秀吉に仕えた古田織部を主人公として描いた歴史漫画なのですが、少し視点が変わっています。普通戦国時代が舞台であれば政治や戦が話の中心になりますが、このまんがでは安土桃山時代に花開いた文化・芸術が中心になっています。茶道に凝り、茶器をはじめとする工芸品や美術品を欲する古田織部のような「数寄者」達の出世欲と物欲が描かれ、戦国武将でありながら美術品に血道をあげる変わり者=へうげものの物語になっています。
 この数寄者というのは、言わば「美術工芸品おたく」のようなものです。仕事である戦をしながらも、美術工芸品の情報を集めることに奔走し、なんとかして至高の美を備えた逸品を手にいれようとする様は、サラリーマンとして働きながらもレア物のアニメグッズを収集するおたくのようにも見えます。「どうしてもアレが欲しい」という物欲で行動する古田織部には共感もできるし、「馬鹿だなぁ」とも思えてとても面白いです。コメディタッチで描かれていますが、一方でこのまんがは緻密な時代考証のもとに制作されており、信長・秀吉・家康の活躍した戦国時代の歴史物としても楽しめます。特に話の前半で活躍する千利休については丁寧に描かれており、私はこのまんがで興味を持って千利休を扱った小説を読んだりもしています。歴史物は苦手だな、と思う人でも「コレクター趣味」という切り口で描かれているので読みやすいまんがになっていると思います。アニメ化もされていますが、アニメよりもまんがの方がずっと面白いので、機会があればぜひまんがを読んでみてください。

---------------------------------------------------
 へうげもの【1〜18巻(連載中)】
 著 者:山田芳裕
 出版社:講談社 モーニングKC
---------------------------------------------------

YW


posted by MCL at 14:40| Comment(0) | 新人Y奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする