2013年10月31日

LIFE OF PI

 今年の1月に日本で劇場公開された映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』をDVDで観ました。映画館に観に行こうかなと思いながら、内容的に面白いかどうか微妙だな、と思って結局観に行けなかった作品です。でも気になった映画だったので映画館に行くべきだったと後悔しています。
 この映画は哲学的なテーマが暗喩で語られる寓話なので、一見するとよくわからない内容になっていて、評価も大きく二分されています。(なので、観に行くのを躊躇してしまいました) 映画が何を提示しようとしているのか、この物語の寓意はとてもつかみにくいのですが、全くわからないわけではないので観終わってからいろいろと考えさせられました。そして、なぜか映像のとても美しい作品です。映画館で公開されたときは3Dだったのですが、海と空と嵐の美しい風景を3Dで観れば圧倒されていたと思います。この美しく緻密に計算された映像が物語のテーマによく寄り添っていて、思い返した時にじわじわと効いてきます。なんだかよくわからない話だな、と思いながら美しい風景に魅せられて最後までみれば、何か心に響くものがあると思いますので、機会があればぜひ観てみてください。オススメです。

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
監督:アン・リー
主演:スラージ・シャルマ
時間:127分
※DVD・ブルーレイともに発売され、レンタルショップで借りることができます。

YW
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2013年09月29日

7年ごとの記録

 「7年ごとの記録」というテレビ番組を見ました。これはNHK教育(Eテレ)で放送された番組で、もともとはイギリスのITVというテレビ局が製作した長期ドキュメンタリーという手法の番組です。この番組では、はじめに7才の少年少女13人にインタビューを行います。生活のこと、将来のこと、学校のこと、家族や友達のことなどをビデオインタビューします。そして、それ以降はタイトル通り「7年ごと」に同じ13人に同じようなインタビューを行うというものです。つまり、同じ男性・女性の7才・14才・21才・28才・35才・42才・49才・56才のインタビューを記録するということです。イギリスでは1964年に始まり、インタビュー対象の人々は56才になっています。旧ソ連(ロシア)と日本では1992年から開始し、現在は28才までの記録が終わっています。
 同じ人物の7年ごとの記録というのはとても不思議な感触のドキュメンタリーです。子供から青年になり壮年(中年?)になっていく過程で本人の見た目も当然変わり、置かれてる状況も変わっていきます。仕事をしていたり、新たに学校に通いだしていたり、結婚したり、離婚したり・・・。イギリスの記録は56才までが描かれていたのでほぼ人生を俯瞰してみているような感じになります。同じような内容の映画や小説といった架空の物語は数多くありますが、実在の人物で見せられるととても印象深いものです。そして驚くのは、どの人物も経験値によっての変化はあっても、なんというか根本は7才の頃の主義・主張と変わっていないように見えるということです。自分に置き換えてみて肯けるような、そうでもないような、とても不思議な感触があって考えさせられます。
 興味を持たれた方にはぜひ見て頂きたい番組なのですが、NHK教育での再放送の予定は今のところないようです。またNHKオンデマンドでの配信もしていないようですので、現在は見る方法がありません。テレビ番組欄のNHK教育をよく見て「7年ごとの記録○○才になりました」(再放送)を探すしかありません。あるいは7年後の2020年まで待てば確実に放送されますので、そのときにぜひ見てください。

YW

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2013年08月31日

西はりま天文台公園

 兵庫県佐用郡にある兵庫県立西はりま天文台公園に行ってきました。ここは兵庫県立大学の天文科学センターという天体研究の施設です。施設は公園にもなっていて、家族やグループで宿泊できるロッジやバーベキューなどデイキャンプができる設備もあります。天文台は大撫山の山頂で大都市から離れた場所にあり、美しい星空を観測することができるように設置されています。
 施設に宿泊すると、天文台で大口径の望遠鏡での天体観測会に参加することができます。その望遠鏡は「なゆた望遠鏡」といいます。口径2mを誇る日本国内最大の望遠鏡で、一般人に公開されていて星を直接覗くことができる望遠鏡としては世界最大の望遠鏡なのです。総重量40tにもなる巨大な望遠鏡が観測ドーム内に設置されていて、対象の星に向けて回転する様子はとてもカッコイイものでした。そんな巨大なモノが1/7000mmという精度で制御して回転させることができるなんてすごい技術です。天体観測は止まっている星を観測するわけではありません。空は常に動いている(実際は地球が動いていますが)ので、星を観測するには空の動きにあわせて望遠鏡を動かさないといけないのです。だからそれだけ精密な制御が必要になるのです。
 観測会では、蠍座のアンタレスやM13(ヘルクレス座の球状星団)、土星や月を見る事ができました。土星の輪はもちろん、輪の隙間も薄っすらと確認できたり、月のクレーター内の山脈も見えたりして、とても感動しました。
 兵庫県の施設ということもあって費用も安くて、安心して利用できます。佐用郡はちょっと遠いですが、一見の価値はありますので興味のある方はぜひ行ってみてください。
(ただし、人気の施設なので予約は取りにくいかもしれません)


 これが天文台の外観です。中央のタワーの前扉が開いて、そこからなゆた望遠鏡で天体観測をします。手前に写っているのは、個人で借りることのできる観測施設で本格的な赤道儀式望遠鏡で天体観測をすることもできます。
なゆた_1.jpg


そしてこれが「なゆた望遠鏡」です。MITSUBISHIのロゴの上にあるハンドルのような輪の中心が接眼レンズで、ここから星を見ます。なゆた_3.jpg
写真提供:兵庫県立大学西はりま天文台

YW

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